ガスコーニュ便り

賢い料理、ポトフ

昆布や鰹節、熬り子で出汁を引くのは好きなのに、肉や野菜を使うフランス料理の出汁に対してはどうも及び腰です008.gif
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しかし、そんな私の強い味方に pot au feu(ポ ト フ)や poule au pot(プール オ ポ)などといった、肉と野菜とを一緒に煮込む料理があります。料理の結果として美味しくできた bouillon(ブイヨン / 肉・野菜の出汁)にクルトンやパセリのみじん切りを浮かべればスープとして前菜に、野菜、肉には塩やマスタード、好みのソースを添えて主菜として、これで二皿。ちなみに夫はグリビッシュで食べます。
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その後残った肉を挽いてミートボールにしたり、野菜を裏漉しして野菜スープにしたり、ブイヨンをほかの料理に使い回したり・・・上手に繰り回すと数日間台所を手伝ってくれる、素晴らしい料理なのです。ですからポトフなどを作る場合、その後の活用法を想定しておくといいと思います。ポトフの基本材料は脂肪分の少ない部位の肉、脂身のある部位の肉、ゼラチン質の部位の肉と野菜。たとえばこの日は牛のうで肉、上ばら肉、すね肉、骨髄部の骨(別に茹でて一緒に食べるもの。売っていないけれど、頼むとただでくれます)、プワロ、ニンジン、パネ、大根、根セロリ、そしてじゃがいもを用意しました。本来ポトフにじゃがいもは入らないのですが、おいしいので我が家では入れています。
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鶏のカレー。いつもは水で煮込むところを、ブイヨンがあるときはブイヨンで。やっぱり美味しい出汁は料理の味をぐっと格上げしてくれますね♡普段でもじゅうぶんに美味しいカレーが、ほっぺが落ちそうなカレーになります。
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カレー粉はいつもの Ducros 社、curry tradition というもの。コリアンダーシード、にんにく、ウコン、クミン、しょうが、マスタードシード、唐辛子、コロハ、塩、メース、たまねぎ、ウイキョウ、ジャマイカ唐辛子、丁字、月桂樹という構成です。パッケージが新しくなり、ちょっとお洒落になって嬉しい043.gif前のはこんな感じでした。これ、本当によくできているんですよね。かなり辛いので調節は必要ですが、お気に入りです。
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# by paloise | 2013-12-13 20:52 | 食べもの

待ち焦がれたもの

夫がいくらでも食べるので4、5日に一度は pâte de coing を作っています。とても簡単なのですが、煮詰める作業はつきっきりで1時間ほど。そして副産物としてジュレも作るのでさらに1時間くらい、ときどき少し、億劫になります。
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でも作ったものを美味しく食べてくれる人がいるというのはいいものですね。やっぱりがんばって作りたくなります。マルメロのジュレはこんなに美しいあかね色。食べてもおいしいけれど、こうして眺めているだけでも嬉しくなります043.gif
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近頃は pâte de coing 製造工場と化していた台所ですが、週末は洋梨を煮る赤ワインのいい香りが漂いました。というのも、ずいぶん前から出回っていた秋冬の洋梨のなかでスロースターターのあの子、いちばん好きな Passe-Crassane(パス=クラッサン)がようやく出てきたのです♡まだかな、まだかな、と楽しみにしていた私は、久々に恋人に逢えたような気分。大げさですね^^; ま、とにかくほかの種類とは比べものにならないくらい美味しいこのパス=クラッサン、ずいぶんと待ちわびていた、ということです。
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赤ワイン煮。安い Madiran(マディラン)を1本半たっぷりと使って8〜10個ほどの洋梨を煮ます。洋梨はもちろんのこと、このシロップもとっても美味しいのです016.gifこの時期は頻繁に作るこのデザート、誰に出しても「うま〜っ!」という素晴らしい反応を得られる、間違いのないデザートでもあるのです006.gif美味しさの秘密は黒胡椒粒。小さな粒ですが、あるとないとでは大違いなんですよ034.gif
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# by paloise | 2013-12-11 18:25 | 野菜図鑑

私のスキンケアレシピ

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フランスに来て2年半、最近ようやく肌の手入れ方法が落ち着いてきました。20代の前半はずっと同じメーカーの基礎化粧品をライン使いしていましたが、あるとき成分表を眺め、有効成分でないよくわからない成分がたくさん並んでいるのをみているうちに、ナチュラルコスメに興味が出てきました。そうするうちに合成ポリマーの入っているものはどうも嫌だ、と思うようになり、いわゆるノンケミカルと言われるものを選ぶようになりました。ちなみに夫の弟は化学者で、合成ポリマーが専門なのですが、彼も決して合ポ入りのものを肌には使いません。

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歯磨き粉 シェービングクリーム   アフターシェービングローション / ヴェレダ

この辺りで簡単に手に入る、ノンケミカル系統の基礎化粧品類はスイス WELEDA(ヴェレダ)社の製品とドイツ Dr.Hauschka(ドクター・ハウシュカ)社の製品です。都会ではきっと、ニュージーランドの Trilogy(トリロジー)やオーストラリアの Aēsop(イソップ)など、試してみたいと思うメーカーの製品がたやすく手に入るのではないかと思いますが・・・歯磨き粉はヴェレダ社の製品を使っています。そして夫も私に影響されてヴェレダ社の製品を使っています。夫唯一の化粧品がシェービング用のこれら037.gif
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身体に使っているのはフランスのナチュラル派メーカー(?)Haut-Ségala(オ=セガラ)社のボディミルクで、シア脂の配合されているものです。身体を洗うのはアレッポのオリーヴ油石けん。ま、脇と足くらいしか石けんでは洗わないのですが。

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フェイスウォッシュクリーム フェイスコンディショナー / ハウシュカ

顔と首には別のものを使っています。朝はぬるま湯で洗顔しますが、夜はハウシュカのフェイスウォッシュクリームという一風変わった洗顔剤を使っています*。アーモンド粒とハーブエキスをクリーム状にしたもので、ハウシュカの提唱する独特な方法でもって洗顔します。油分をかなり残す洗い上がりで「きちんと洗えているのだろうか」という気がするのですが、これがほんとうにいいのです。数ヶ月前から夜はこれで洗顔しているのですが、本当にトラブル(おもに乾燥)が減り、肌色が明るくなりました。洗い上がった肌には同じくハウシュカのフェイスコンディショナーをスプレーした後にシア脂を重ねています。

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シア脂 アボカド油 / オ=セガラ アイバーム / ハウシュカ
ワイルドローズインデンシブマスク / ヴェレダ セラミド200 / チューンメーカーズ


あとは日によってヴェレダのオーバーナイトマスクを使ったり、ハウシュカのアイバーム(ほぼミツロウ)、アルガン油やアボカド油などを足したりしています。ほかに、皮膚のバリア機能を回復させてくれるセラミド液も使っていましたが、フランスにはないものなので、日本から持ってきたものを切らしているいまは、使用していません(写真は空瓶)。でも案外平気なので、以前と比べても皮膚のバリア機能が改善されたのかな、と思っています。結局のところ、そのときどきに応じて必要なものを補う、というのが肌の手入れの根本なのですね。本来ハウシュカは、夜の手入れはオイルフリー、というのを提唱しているのですが、乾燥肌の私にはそれがちと難しい・・・それでも夏の皮脂分泌が多かった時期はオイルフリーでもわりといい感じでした。

食べ物のことばかりつらつらと書いている私がどうして突然こんなことを書いているのか、疑問に思っている方もいらっしゃるかもしれませんね。でも、もともと美容(特にスキンケア)にはとても興味があり、以前は別の場所で美容ブログめいたものを書いていたのです。そして最近肌の調子が安定してきたので、僭越ながら、海外でスキンケアに苦心している方やナチュラルスキンケアに興味をお持ちの方のお役に立てたら、などと思い、このようなことを綴ってみました043.gif
ケミカル、ノンケミカルというのはもちろん科学的にみて肌にいいとか悪いとか言える部分もあるかと思いますが、実際に「なるべくノンケミ」の感覚でいる私としては、こういうものは気持ちの問題である、という気がしています。要は気分よく肌の手入れができるか、ということに尽きるのではないかと。いまでも化粧品はシャネルやゲランのケミカルばりばりのものを使いますしね(毎日ではありませんよ)。夫のようになにもしないでいい肌になりたい、と思ったこともありましたが、女性と男性とでは皮脂の分泌量がまったく別なのだし、肌のお手入れをしない毎日というのも味気ない、と感じるいまは「必要なものをなるべくノンケミカルで補う」という心持ちです。ただ、最近実感しているのは、ノンケミの手入れをしていると、肌がケミカルに弱くなるのでは、ということ。なんとなく、なのですが、そういう気がしています。

* 日焼け止めを初め、化粧をしている日にはヴェレダやハウシュカなどの
 クレンジングミルクで化粧を落としてから洗顔します。
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# by paloise | 2013-12-09 18:03 | 小さな幸福

テレビシリーズ “Rome”

ずっと観たかったテレビシリーズ “Rome” を見始めました。2005年と2007年に放送されたものなので少し古いのですが、アメリカ HBO 社とイギリス BBC 社、そしてイタリアの RAI 社が共同制作したシリーズ、邦題はやっぱり『ローマ』なのかな?
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膨大な制作費と時間が掛かったそうですが、当然だわ、と納得する出来のよさ。
物語は紀元前50年代から始まります。ユリウス・カエサル(キーラン・ハインズ)の指揮下にあるローマ軍第13軍団の筆頭百人隊長ルキウス・ウォレヌス(ケヴィン・マクキッド)と団の猛者ティトゥス・プッロ(レイ・スティーブンソン)の身の回りで起こることを中心に、内乱期の共和政ローマを描いた壮大な物語。
実はまだ2番目のエピソードまでしか観ていないのですが、すっかりハマってしまっています012.gifちょうどカエサルがルビコン河を渡ったところ、賽は投げられました。なんというか、こういう話は歴史として教わっているので話の顛末がある程度わかっているわけですが、それでもカエサルはどうなってしまうんだろう、とか、ポンペイウス(ケネス・クラナム)はどういう手に出るんだろう、とか思ってしまうものなのですね。また奴隷のあり方(皆さんの思う奴隷ってどういうものでしょうか)や女性の立場、食事の仕方など、限界のある私の想像を遥かに超える当時のローマにおける人々の暮らしや社会そのものを映像でみることができ、本当にわくわくします。
ちなみに・・・古代ローマの名を残した人々って皆、彫刻になっていますが、それがほんとうに上手に役者さんたちに反映されているのも面白いです043.gifオープニングのタイトルバックがまた素晴らしい出来!古代ローマの街中の至る所にある落書きが動くという趣向でじっくりと見入ってしまいます。youtube で映像を見つけたので、未見の方はぜひご覧になってみてください。“Rome” タイトルバック
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# by paloise | 2013-12-06 18:48 | 私の映画館

白ブーダンとりんごのコンポート

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義母の庭でたわわに実ったりんご。黒っぽい赤が美しい小ぶりなりんごを、今年もわんさと分けてくれました。
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これは姫りんごなのかな?小さな木にそれはもう、鈴生りに赤い実をつけるのです。そのまま食べても悪くはないけれど、量もたくさんあるので毎年コンポートにしています。
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日本ではコンポートといえば果物の原形を留めたままの甘煮を指すのだと思いますが、フランスで compote(コンポット)といえば、このように果物を煮崩したものを指します。日本でいうところのコンポートは、こちらではシロップ煮と呼ばれるようです。
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これも毎年この時期のお定まりなのですが、boudin blanc(ブーダン ブラン / 白ブーダン)。調理前の写真です。豚の血を使ったソーセージ boudin noir(ブーダン ノワール / 黒ブーダン)とは違い、牛乳と子牛肉、鶏肉などで作る腸詰めです。私は黒ブーダンが苦手ですが、白ブーダンは平気。ブーダンは黒でも白でも、りんごのコンポートを添えて食べるのが一般的です。平気とは言っても好きというほどでもないブーダンを食すのは、りんごのコンポートを作るこの時期だけ、つまり年に一度043.gifちょっといい豚肉加工品店で求めた、シャンパーニュ風味とフォアグラ入りのものでした。皮を取り(取らない人もいるようです)、beurre noisette(ブール ノワゼット / 焦がしバター)でじっくりと焼いて、いただきます。白ブーダンには卵白やクリームも入っているのでふわふわとして「はんぺん」のようで、実はこの食感が苦手・・・年に一度食べたらじゅうぶん、という気のする食べ物です。
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# by paloise | 2013-12-04 18:35 | 野菜図鑑

ピレネー山脈の見えるフランスの街から三方を山に囲まれた古都に引っ越しました。
by haruka
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