ガスコーニュ便り

カテゴリ:小さな幸福( 9 )




鉄製フライパン

またまたお久しぶりです。
なんともう9月がそこに!皆さんお元気でしょうか。

私の勤務先では例年8月3週目の月〜水が一斉休業となるため、今年は15日〜17日が休業日でした。土日と合わせ5連休、のんびりできました。今年は10月に夏季休暇を取得するため、夏の長い休みはこの5連休のみ。しばらくはまたがんばります006.gif

7月1日付けで配置換えがあり、これまでとはまったく異なる業務に就いています。興味のある分野なのでとても嬉しいのですが、配置換え早々に2週間イギリス出張に行ってきた影響で、いまだに軽く疲労が続いています・・・025.gif

渡英は4年ぶりだったのですが、前回は完全に遊び(義弟の結婚式)で観光はまったくしなかったのに対し、今回は仕事でロンドンの名所を少し回りました。趣味が悪いかもしれませんが、ロンドン塔をみて “The Tudors” を思い出し、とても楽しめた、というのがハイライトです。ここでアンが、トマス・モアが、クロムウェルが、とか思うと感慨深いものです026.gif

さて日本での生活も2年が過ぎ、大した変化もなく過ごしている我が家ですが、ちょっとした変化は種々あります。
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今年の春先、思い切ってテフロン加工のフライパンをすべて、鉄製のそれに換えました。すべてといっても大・小・クレープ用の三つしかないのですけれど・・・テフロンが環境にも身体にもよくないことはずっと意識していました。しかし、大学生の頃に鉄製フライパンを上手に使いこなせなかった経験から鉄フライパンの扱いは難しいと思い込んでおり、なかなか踏み切れなかったのです。でもこの春どうしても実行したくなった次第です006.gif

大学生の頃の失敗はなんだったのか、というくらいなんの難しさもない、というのがその結果です。

鉄製フライパンには向かない食材もあります。たとえばきんぴら牛蒡。どうも牛蒡の灰汁の強さと鉄とのあいだに関係があるのか、真っ黒に仕上がってしまいます。ですからきんぴら牛蒡はいま、ステンレス鍋で調理しています。
また、鉄製フライパンはきちんと水気を取り除かないと錆が出ます。洗った後によく乾かすようにしています。我が家では一度だけ錆を浮かせてしまいました。
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クレープ用。

あとはまったく問題なし。ステーキは上手に焼くと表面がぱりっと仕上がってこれまでにない美味しさを追求できますし、鉄分も摂取できる。最初にフライパンを適切に熱すればくっつくこともない。環境にも身体にもちっとも悪いことがない。大満足です。な〜んだ、こんなに簡単だったんだ!と嬉しい驚きでした016.gif
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by paloise | 2016-08-28 12:19 | 小さな幸福

京都に再び暮らし始めて

京都に戻り、夫とともに暮らすようになって1年以上が過ぎました。その間、まったくブログを書いていなかったので、インターネットの世界で親しくしてくださっていた方にはご心配をおかけしたのではないかな、と思います。気に掛かりつつも、日々の忙しさや生来の面倒くさがりのせいで、なんだかすっかりとブログから遠ざかっていたのでした。それなのに、久々に書いたものが“Ripper Street”についてだなんて失礼千万な話だなあ、と我ながら思ったので、今回は近況報告を少し。
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先日届いた紅玉。タルトや焼きりんごで楽しみました。

現在、京都市内のザ・観光地の一つのすぐそばに住んでいます。山が近く、私の実家からも夫婦ふたりの職場からもわりに近い場所で、郵便局もスーパーマーケットもおいしいパン屋もすぐそこ、台所広めの2LDK 、100点満点の80点くらいでしょうか。悪い点は大通りに近いため常に騒々しいこと、そして、天井が低いこと!フランスではとても古い建物に住んでいて、天井高は3メートル以上でしたから、現在の家の触れそうに低い(実際には触れませんが!)天井にはどうしても圧迫感を覚えます。でもおおむね満足しているし、来年の夏には引っ越そうと考えているので問題はありません。

夫が来日してふたりで暮らすようになってすぐ、生協に加入したのですが、購入している野菜ボックス(中身が毎回お任せの野菜セット)のことなど、食生活に関する話もたくさん積もっています。そんな食生活についても、ちょくちょく書きたいと思っています。
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by paloise | 2015-10-28 22:00 | 小さな幸福

私のスキンケアレシピ

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フランスに来て2年半、最近ようやく肌の手入れ方法が落ち着いてきました。20代の前半はずっと同じメーカーの基礎化粧品をライン使いしていましたが、あるとき成分表を眺め、有効成分でないよくわからない成分がたくさん並んでいるのをみているうちに、ナチュラルコスメに興味が出てきました。そうするうちに合成ポリマーの入っているものはどうも嫌だ、と思うようになり、いわゆるノンケミカルと言われるものを選ぶようになりました。ちなみに夫の弟は化学者で、合成ポリマーが専門なのですが、彼も決して合ポ入りのものを肌には使いません。

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歯磨き粉 シェービングクリーム   アフターシェービングローション / ヴェレダ

この辺りで簡単に手に入る、ノンケミカル系統の基礎化粧品類はスイス WELEDA(ヴェレダ)社の製品とドイツ Dr.Hauschka(ドクター・ハウシュカ)社の製品です。都会ではきっと、ニュージーランドの Trilogy(トリロジー)やオーストラリアの Aēsop(イソップ)など、試してみたいと思うメーカーの製品がたやすく手に入るのではないかと思いますが・・・歯磨き粉はヴェレダ社の製品を使っています。そして夫も私に影響されてヴェレダ社の製品を使っています。夫唯一の化粧品がシェービング用のこれら037.gif
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身体に使っているのはフランスのナチュラル派メーカー(?)Haut-Ségala(オ=セガラ)社のボディミルクで、シア脂の配合されているものです。身体を洗うのはアレッポのオリーヴ油石けん。ま、脇と足くらいしか石けんでは洗わないのですが。

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フェイスウォッシュクリーム フェイスコンディショナー / ハウシュカ

顔と首には別のものを使っています。朝はぬるま湯で洗顔しますが、夜はハウシュカのフェイスウォッシュクリームという一風変わった洗顔剤を使っています*。アーモンド粒とハーブエキスをクリーム状にしたもので、ハウシュカの提唱する独特な方法でもって洗顔します。油分をかなり残す洗い上がりで「きちんと洗えているのだろうか」という気がするのですが、これがほんとうにいいのです。数ヶ月前から夜はこれで洗顔しているのですが、本当にトラブル(おもに乾燥)が減り、肌色が明るくなりました。洗い上がった肌には同じくハウシュカのフェイスコンディショナーをスプレーした後にシア脂を重ねています。

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シア脂 アボカド油 / オ=セガラ アイバーム / ハウシュカ
ワイルドローズインデンシブマスク / ヴェレダ セラミド200 / チューンメーカーズ


あとは日によってヴェレダのオーバーナイトマスクを使ったり、ハウシュカのアイバーム(ほぼミツロウ)、アルガン油やアボカド油などを足したりしています。ほかに、皮膚のバリア機能を回復させてくれるセラミド液も使っていましたが、フランスにはないものなので、日本から持ってきたものを切らしているいまは、使用していません(写真は空瓶)。でも案外平気なので、以前と比べても皮膚のバリア機能が改善されたのかな、と思っています。結局のところ、そのときどきに応じて必要なものを補う、というのが肌の手入れの根本なのですね。本来ハウシュカは、夜の手入れはオイルフリー、というのを提唱しているのですが、乾燥肌の私にはそれがちと難しい・・・それでも夏の皮脂分泌が多かった時期はオイルフリーでもわりといい感じでした。

食べ物のことばかりつらつらと書いている私がどうして突然こんなことを書いているのか、疑問に思っている方もいらっしゃるかもしれませんね。でも、もともと美容(特にスキンケア)にはとても興味があり、以前は別の場所で美容ブログめいたものを書いていたのです。そして最近肌の調子が安定してきたので、僭越ながら、海外でスキンケアに苦心している方やナチュラルスキンケアに興味をお持ちの方のお役に立てたら、などと思い、このようなことを綴ってみました043.gif
ケミカル、ノンケミカルというのはもちろん科学的にみて肌にいいとか悪いとか言える部分もあるかと思いますが、実際に「なるべくノンケミ」の感覚でいる私としては、こういうものは気持ちの問題である、という気がしています。要は気分よく肌の手入れができるか、ということに尽きるのではないかと。いまでも化粧品はシャネルやゲランのケミカルばりばりのものを使いますしね(毎日ではありませんよ)。夫のようになにもしないでいい肌になりたい、と思ったこともありましたが、女性と男性とでは皮脂の分泌量がまったく別なのだし、肌のお手入れをしない毎日というのも味気ない、と感じるいまは「必要なものをなるべくノンケミカルで補う」という心持ちです。ただ、最近実感しているのは、ノンケミの手入れをしていると、肌がケミカルに弱くなるのでは、ということ。なんとなく、なのですが、そういう気がしています。

* 日焼け止めを初め、化粧をしている日にはヴェレダやハウシュカなどの
 クレンジングミルクで化粧を落としてから洗顔します。
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by paloise | 2013-12-09 18:03 | 小さな幸福

料理の腕が上がるかも?

もうだいぶん前のことですが、三十路2年目に突入したので、夫に小さくお祝いしてもらい、贈り物として Le Grand Larousse Gastronomique(ル グラン ラルース ガストロノミック / ラルース料理大事典)をもらいました。
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1938年が初版の、幾度か改訂されている料理事典なのですが、義母の家に38年版があるのを時折楽しく眺めていたのです。憶えていてくれたのだね、夫よ043.gifちなみにこれ、日本語に訳されたものは10万円を超えるので、日本では料理人にしか縁のないような品なのですが、フランスでは75ユーロ、ごく普通の家庭でも買える、身近な料理事典なのです。私のもらったのは第6版、ジョエル・ロビュションによる監修のもの。色刷りの写真もたくさん入っているし、ルセットもたくさん載っています。食に関わるあらゆる事柄についての説明だけでなく、食材の扱い方や調理技術の説明などが詳しく載っていてとても便利なのです。義母の家にある38年版も魅力的ですが、フランス料理だけでなくもう少し視野を広げたこの版もとても嬉しい016.gif
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最近なんでもない日にもらったもう一つの贈り物は、ハンドミキサー(?)。銀行のポイントが貯まりすぎていたので、それを使ってミキサーをもらったのだそうです。嬉しい〜〜!ボタン一つのシンプルな作りですが、いまどき珍しいフランス製だし、ポタージュ作りも楽になったし、かなり嬉しい贈り物でした。それにしても、たった2枚の刃が高速回転するというだけで、こんなにも滑らかに、こんなにも素早く、固形物質が液状化するものなのですね。ただただ驚きです005.gif人生31年目でようやく、ミキサーなどの便利さを知りました。pâte de coing 作りもずいぶん楽になりました。もしかして、そのためだったのかな037.gifこれで料理の腕も上がれば言うことなし、なのですが・・・012.gif
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by paloise | 2013-11-20 18:00 | 小さな幸福

地中海の小さな旅 後編

旅行記(前編中編)の続きです。

2日目の晩はCéret(セレ)から西へ200km程のところにある Saint-Girons(サン=ジロン)という町に宿泊予定。西に向かって出発しました。
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あちこち寄り道しながらサン=ジロンへ向かう途中で、Les plus beaux villages de France(フランスの最も美しい村)の表示に遭遇しました。こういうのを絶対に見落とさない夫、ほんとうによく鼻が利くなあ、と毎度感心します005.gif綺麗な村でしたが、「最も美しい村」というほどでもないような気も・・・とちょっとがっかりしました。そして村の名前も忘れてしまいました011.gif
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途中のどこかの村でオリーヴ油の直売の看板を発見したので販売所へ行き、全種類(!)試食させていただいて一瓶求めました。cornicabra(コルニカブラ)という名前のオリーヴ。苦みや辛みがあり、クセの強いところが気に入ってこれにしました。普段食べているオリーヴ油はスペイン産。フランスのオリーヴ油はすごく少ないし、そして高いので、毎日たくさん使う我が家では手が出ません。これも一瓶11ユーロという値段で私たちには高価なのですが、すごく美味しかったし、旅の想い出にと・・・いまは毎日、古代ローマ人のように、この油と塩をパンに浸して食べています。美味しいオリーヴ油はこうして食するのが最高だと思います016.gif

Foix(フォア)というこれまた12〜15世紀の城塞が残る町を通ったのですが、この時点で19時を過ぎていたので、後ろ髪を引かれつつサン=ジロンへ。宿に到着したのは20時半くらいでした。とっても眺めのいい丘の上にある民宿(?)で、私たちのほかには誰も宿泊者がいないからと、好きな部屋を選ばせてもらいました。21時にレストランを予約していたので荷物を置いてすぐに下山(?)。このレストランの味にはちょっとがっかりでした025.gif悪くはないんだけれど、味付けが濃く(さらに大味で)量がやたらと多くて・・・それでもサーヴィスしてくれたお兄さんがとても気持ちのいい人で、ずいぶん遅くまで楽しい時間を過ごすことができました。笑った笑った。なんであんなに笑ってたんだっけ?と翌朝想い出そうとしたけれど、あまり想い出せませんでした。
宿の朝食はテラスに用意してくれていて、のーんびり山を眺めながらお茶を飲んだりさくらんぼを食べたり・・・ほぼ昼頃までここでだらっと過ごしました。オーナーのおじさんが陽気な人で、ずっとお喋りしていました。山はいいなあ。
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出発後すぐに通ったCastillon-en-Couserans(カスティヨン=オン=クズロン)という小さな村でパンと生ハムを買い、山へ。Col de Portet d’Aspet(コル ドゥ ポルテ ダスペ)という峠で車を停めてピクニック。こんな眺めを見ながらぼんやりしていたら、ハイキングのおじさんおばさんグループに出会いました。とっても楽しそうだった001.gif

地中海もすごく気持ちがいいけれど、私は山が好きだなあ、とそんなことを実感した小さな旅でした。建物も、地中海のそばよりもピレネー=アトランティックのほうがずっと美しいし。

7月の声を聞いてようやく、この辺りでも夏を迎えました。毎日ぴかぴかのお天気です。日が高くなってくる時間帯には日除けを閉めきり、太陽光を遮ります。こうしておかないと、夕方頃になって部屋が蒸し風呂状態になってしまうから。日が落ちるとすーっと涼しくなるので過ごしやすいです。まだしばらくは、熱帯夜とは無縁かな。
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by paloise | 2013-07-15 14:03 | 小さな幸福

地中海の小さな旅 中編

旅行記の続きです。

2日目の朝はPort-Vendres(ポール=ヴァンドル)の隣町 Collioure(コリウール)で海を眺めながら朝食。
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観光客向けと思われる市が立っていたのでじっくり眺め回した後、パン屋さんでパンを買い、砂浜脇の喫茶店のテラスでコーヒーを飲みながら食べる・・・私、めったにカプチーノなんて飲まないのですが(フランスでは、おいしいそれが少ないから)、なぜかこの田舎町でカプチーノを注文するという大失敗をしてしまいました。出てきたのは生クリームこんもりの、日本でいうところのウインナコーヒー。これ、フランスでは2度目なんです。コーヒーの国イタリアとお隣どうしなのに、おいしいコーヒーはすごく少ないし、本当に謎。生クリームをよけながらコーヒーだけ飲みました025.gif
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左に見えているのはコリウール城。そしてNotre-Dame des Anges(ノートル=ダム デ ザンジュ)という教会。
コリウールには先史時代から人が定住していたことが知られています。丘を登っていると発掘作業をしている研究チームの人たちにであったのですが、先史時代のなにか(なんだったか忘れてしまいました)を掘り出している途中だと言っていました。
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この町は、アンリ・マチスが熱烈に魅せられた町としてもよく知られています。夏は人で溢れるそうな。シーズン真っ盛りじゃなくてよかった042.gif
コリウールを後にして向かったのは、私たちが楽しみにしていた Céret(セレ)という町。海沿いから離れて西へ30km。さくらんぼで有名なところです。
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13〜14世紀頃に建設されたとおぼしき城門。門の脇の建物の建築が目を引きました。
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Céret という町の名前からして仏語のcerise(スリーズ / さくらんぼ)という言葉と似通っているでしょう045.gifどちらも古代ギリシア語の kérasos から派生した言葉なのだそうです。なぜセレに行くのを楽しみにしていたかというと、もちろんさくらんぼが理由016.gif
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道端でさくらんぼを売っているおばさんを発見して車を停めると、1kg 3.5ユーロ、3kg 9ユーロというので(ちなみに八百屋先生のところでセレのさくらんぼを買うと、1kg 5〜6ユーロでしょうか)、3kgどど〜んとね024.gif
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おばさんの小屋のすぐ後ろに広がるさくらんぼ畑。その日の朝この畑から穫ってきたものを販売しているそうです。売れ残ったらどうするの?と聞いたら、ジャムなんかにしたりもするけれど、ほとんど捨てるわね。とのお答え。販売所の裏側には放り投げられたさくらんぼが大量に散らばっていました・・・哀しい025.gifすごく傷みやすいんですよね〜、さくらんぼって。私たちが3kgも買ったさくらんぼも、家に辿り着いたときにはかなり傷んでいましたから、選り分けて、大急ぎでおなかにしまい込みました006.gif
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さて、セレではもう一つ楽しみにしていたことが。それはMusée d’art moderne de Céret(セレ現代美術館)。セレはキュビズムの作家たちに好まれた町で、キュビズムのメッカとも呼ばれたそうです。ピカソやダリ、マチスなどの作品を所蔵している現代美術館なのですが、なんといっても私の大好きな(夫も大好きな)シャガールがあるというので、楽しみにしていました。チケットを買おうとしたら réduction(レデュクシオン / 割引)の文字。夫と、不景気だからなんでも「割引」の時代なのかねえ、などとのたまいながら見始めたら、次週からの特別展示準備中につき、1階のかぎられた部分しか観覧できないがための割引料金だったのでした。でもシャガールはやっぱり見世物ですから、展示してありました。
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シャガールの絵葉書とフアン・グリスの線描画入り便箋を、旅の想い出に求めました。
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町をぶらついた後、パン屋さんでパンを、肉屋さんでハムを買って、即席のサンドウィッチを作り、カフェのテラス席でビールを飲みながらお昼ごはん。フランスのカフェって、持ち込みができるのが素晴らしい(時間帯や席にもよります)024.gif
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ところで、ポール=ヴァンドルもコリウールもセレも、カタルーニャの一部です。街中にはカタルーニャ語表記を見かけるのも面白かったです。

後編へ続く
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by paloise | 2013-07-10 18:05 | 小さな幸福

地中海の小さな旅 前編

少し前のことですが、どうしてもトゥールーズに行かなくてはならない用がありました。トゥールーズへは、ここから車で2時間半ほどなのですが、せっかく東へ行くならついでにどこかをまわって帰ってこよう、と地図を眺めているうちに、いつのまにか2泊3日の小旅行計画に変わっていました。
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トゥールーズにはあまり興味がなかったので、用が済んだらすぐに、トゥールーズから東へ100km弱のところにある Carcassonne(カルカッソンヌ)へ。ここは古代ローマ時代に築かれた城郭都市 Cité(シテ)がいまだに残る、フランスでも異色の場所。19世紀に修復された城壁に囲まれる、この小さな城郭都市を訪れました。
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なかはおおむねレストランと土産物屋で埋め尽くされています。昼食用にと用意していたサンドイッチは朝の車の中で夫がすっかり食べてしまったので、ここで昼食をしました。こういうときの夫はものすっご〜く真剣034.gifシテのなかのすべてのレストランをチェックしましたよ037.gifで、入ったお店で私はコースではなくサラダのみ、夫は前菜と主菜のコースにしていました。ここのサラダがびっくりするくらい美味しかった003.gifなんのことはないレタスとトマトに、タプナードとアンチョビフィレがたっぷり。これは絶対に家で再現したい!と思っています。
城郭都市にきたのに城は見ていないの?と思った方、鋭い!城の中に入ろうと思ったら存外に観覧料が高かったのでやめておきました012.gif二晩ともわりといい(=お高い)レストランを予約していたので、予算削減です・・・
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地中海沿岸のPort-Vendres(ポール=ヴァンドル)という町がその晩の宿泊場所だったので、カルカッソンヌをあとにして、さらに東へ向かったのですが、ちょっと南へ遠回り。ピレネー山脈を越え、スペインはカタルーニャ州の Cadaqués(カダケス)を通って北上しました。カダケスはダリが住んでいたことで有名な漁村。車を降りずに海沿いを眺めましたが、気持ちのよいところでした。それにしても、同じピレネー山脈沿いとはいえ、地中海に近づくにつれて土地が乾燥し、植物の種類や様子が変わっていくし、空の色まで違っていて、面白かったです。オリーヴの木なんて、間違っても我が町には植わっていませんもの。空もこちら、基本的には常にどんよりしていますしね。
写真はカダケスから海沿いを北上している途中。
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さらにもう少し行くと、甘ワイン(AOC)で有名な Banyuls-sur-Mer(バニュルス=シュル=メール)。ピレネー山脈の東端です。道端の dégustation(試飲)の文字につられ、車を停める・・・試飲販売所の前の杏売りにも心惹かれたけれど、試食したらちっとも熟れていないものでした。
バニュルスは夫と亡くなったお父さんが、暑い夏の日のアペリティフによく飲んでいたそう。ポルト酒やシェリー、マルサラワインなどと同様に、醸造過程でアルコールを添加するタイプのワインで、バニュルスは vin doux naturel(ヴァン ドゥー ナチュレル)の一種。糖分もアルコール度数もだから高め。香りや味わいは、日本の方なら皆さんおわかりになると思いますが、おいし〜い「奈良漬け」のそれ!奈良漬けをこよなく愛する我が母に飲ませてみたいです001.gif
あれこれ試飲させてもらい、1本購入しました。
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L'Etoile というカーヴの2000年のもの。100年以上の古木から穫れるぶどうを使っているそうです。
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海沿いを少し北上して小さな港町Port-Vendres(ポール=ヴァンドル)へ。地中海が見えるホテルに宿泊しました。レストランもここ。このあたりはものすごく風が強いので、わりと暖かいときでも夜はちょっと寒く感じます。それに凄い風であれこれ飛ばされて落ち着かないから、普通この時期ならフランス人はテラスで食べたがるのに、このホテルでは皆さん室内で食事をしていました。もちろん私たちも(もともとテラス民族ではないので)。前菜のイカがとってもとってもおいしくて、こればっかりたくさん食べたい!と思うほどでした。主菜は鶏のむね肉をソテーしたものにしょう油ベースのソースで、美味しかったけれど、平凡でした。

中編へ続く
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by paloise | 2013-07-05 14:00 | 小さな幸福

週末の散歩

f0241468_8271156.jpg本来ならば今頃夫とともにパリにいる予定だったのですが、新しい仕事をいただいたのでその会社へ赴くことになり、私は居残り組となりました025.gif義母宅から車で1時間ほどの街にある会社だったので、週末から彼女の家にお泊まり。火曜日に戻りました。
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月曜日は会社訪問のついでに、Bayonne(バイヨンヌ)とCiboure(スィブール)というコミューンのSocoa(ソコア)という一画に立ち寄りました。どちらもフランスバスクです。バイヨンヌでは銀行に用事があったので、予約時間の前に大バイヨンヌをちょこっと歩いただけ。
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この町の市街地は、 grand Bayonne(グラン バイヨンヌ / 大バイヨンヌ)、petit Bayonnne(プチ バイヨンヌ / 小バイヨンヌ)、そして Saint-Esprit(サン テスプリ)の三つに呼び分けられています。大バイヨンヌ側から見た小バイヨンヌ。
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大バイヨンヌにはサント=マリ大聖堂もあり、たくさんのお店が建ち並ぶ小さな観光地。私も大聖堂をパチリと撮ってみました001.gif
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銀行の後は会社訪問。その後で、夫が幼い頃に、いまは亡きお父さんと帆船に乗っていたというソコアへ。彼にとってかけがえのない場所のようで、この土地のことは何度も聞いています。非常に美しく気持ちのいい場所で、しばらくのんびりとベンチに座っていました。
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この要塞はルイ13世(アンリ4世の息子)の命により建設され、その後ルイ14世に仕えた Sébastian Le Prestre de Vauban(セバスチアン ル プレストル ドゥ ヴォバン / ヴォバン領主セバスチアン ル プレストル)によって補修されたもの。
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向こう岸には Saint-Jean-de-Luz(サン ジャン ドゥ リュズ)が見えていました。
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by paloise | 2013-05-30 19:44 | 小さな幸福

手ぬぐい

学生時代から親しくしている友人が無事に娘を産み、内祝いにといろいろなものを送ってくれました。
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そのなかに入っていた手ぬぐいが、つくしに菜の花と春らしい柄で嬉しく、早速洗って台所で使っています。台所の手拭きはすぐにぐっしょりと濡れてしまい、しょっちゅう取り替えなくてはならないので、いくらあっても困らないもの。楽しい柄の手ぬぐいであればそれだけで気分も上々、いいものです。

本当は台所で使うのではなく、食卓用ナプキンにするように大切に取っておいてもいいのかもしれないなあ、とも思いますが・・・長さを半分にすれば、手ぬぐいの粗い綿の布地は食卓用ナプキンにも向いているかも。今度はそうしてみようかな。

友人たちがどんどん母、父になってゆきます。小さな命の誕生の知らせを聞くたび、その子たちが、生きていることを幸せであると思えるような世界へと移ろいますように、と心から祈ります。
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by paloise | 2013-03-12 06:13 | 小さな幸福

ピレネー山脈の見えるフランスの街から三方を山に囲まれた古都に引っ越しました。
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