ガスコーニュ便り

鉄製フライパン

またまたお久しぶりです。
なんともう9月がそこに!皆さんお元気でしょうか。

私の勤務先では例年8月3週目の月〜水が一斉休業となるため、今年は15日〜17日が休業日でした。土日と合わせ5連休、のんびりできました。今年は10月に夏季休暇を取得するため、夏の長い休みはこの5連休のみ。しばらくはまたがんばります006.gif

7月1日付けで配置換えがあり、これまでとはまったく異なる業務に就いています。興味のある分野なのでとても嬉しいのですが、配置換え早々に2週間イギリス出張に行ってきた影響で、いまだに軽く疲労が続いています・・・025.gif

渡英は4年ぶりだったのですが、前回は完全に遊び(義弟の結婚式)で観光はまったくしなかったのに対し、今回は仕事でロンドンの名所を少し回りました。趣味が悪いかもしれませんが、ロンドン塔をみて “The Tudors” を思い出し、とても楽しめた、というのがハイライトです。ここでアンが、トマス・モアが、クロムウェルが、とか思うと感慨深いものです026.gif

さて日本での生活も2年が過ぎ、大した変化もなく過ごしている我が家ですが、ちょっとした変化は種々あります。
f0241468_12111514.jpg


今年の春先、思い切ってテフロン加工のフライパンをすべて、鉄製のそれに換えました。すべてといっても大・小・クレープ用の三つしかないのですけれど・・・テフロンが環境にも身体にもよくないことはずっと意識していました。しかし、大学生の頃に鉄製フライパンを上手に使いこなせなかった経験から鉄フライパンの扱いは難しいと思い込んでおり、なかなか踏み切れなかったのです。でもこの春どうしても実行したくなった次第です006.gif

大学生の頃の失敗はなんだったのか、というくらいなんの難しさもない、というのがその結果です。

鉄製フライパンには向かない食材もあります。たとえばきんぴら牛蒡。どうも牛蒡の灰汁の強さと鉄とのあいだに関係があるのか、真っ黒に仕上がってしまいます。ですからきんぴら牛蒡はいま、ステンレス鍋で調理しています。
また、鉄製フライパンはきちんと水気を取り除かないと錆が出ます。洗った後によく乾かすようにしています。我が家では一度だけ錆を浮かせてしまいました。
f0241468_1212584.jpg

クレープ用。

あとはまったく問題なし。ステーキは上手に焼くと表面がぱりっと仕上がってこれまでにない美味しさを追求できますし、鉄分も摂取できる。最初にフライパンを適切に熱すればくっつくこともない。環境にも身体にもちっとも悪いことがない。大満足です。な〜んだ、こんなに簡単だったんだ!と嬉しい驚きでした016.gif
[PR]



# by paloise | 2016-08-28 12:19 | 小さな幸福

冬の果物事情

夫と京都暮らしを始めると同時に加入した生協。
京都にはいくつかの生協があり、母は最古参の生協に40年以上加入していますが、私は別の生協にしました。食や環境問題への態度に強く賛同できることがいちばんの理由です。
f0241468_22273377.png

生活協同組合って日本ではわりと馴染みのある組合・事業形態だと思うのですが、他国ではどうなんでしょうね。
フランスでは耳にしたことがありませんでしたし、夫もこういった組合形態が存在することを認識していなかったようです。

さて、果物の話。
これまで生協から届く果物でがっかりしたのは桃くらいで、ほかはそこらで買うものと比べものにならないほどおいしいことがほとんど。
いまの時期は苺が毎週届くように予約していますが、生協から届く苺以外はもう食べられない…百貨店の地下で買ったお嬢様苺よりも、長崎の島原自然塾から届く不揃いの苺のほうが遥かに味が濃く、豊かな味わいなのです。
f0241468_2228241.jpg

小粒で固く締まった実からは甘酸っぱい香りが広がっていて、この香りをすーっと吸い込むのが毎週の楽しみ。面白いことに、その辺で苺を買うと、すぐに食べないことにはカビが生えてぐじゅぐじゅになるのに、生協から届く苺は届いて数日経っても固く引き締まったまま。
f0241468_222959.jpg

デコポンも爽やかで嫌みのない甘酸っぱさ016.gif
f0241468_2229189.jpg

隔週で届くように予約している長野八ケタ会のふじ。
香りがよく、おいしい。無袋栽培の、いわゆる「サンふじ」です。
本当に、どのりんごよりも生協のこのりんごがおいしいのです。
夫は最近胃が生のりんごを受けつけなくなったので、りんご煮を数日に一度作っています。

さっ、デコポン食べて寝支度しよっと043.gif
[PR]



# by paloise | 2016-02-04 22:33 | 野菜図鑑

大晦日

元旦は父方の祖父母宅に親戚が一同に会しての食事会ですが、本日は夫婦ふたりきりで。昨日買い込んだ、普段は買わないようなちょこっと贅沢な食品とお酒でのんびりと過ごします。夜は飲みに出掛ける予定006.gif
f0241468_059492.jpg

餅花ってたいていみっともないものばかりですが、八ツ橋屋さんのこの餅花はいつも見とれるほど美しい・・・この餅はもしや、八ツ橋の生地なのだろうか、というのがこどもの頃からの疑問です。
f0241468_10181.jpg

今年一年様々なことがありました。自分のことを少しだけふり返ると、これまで突き詰めて考えてこなかったこと、意見を持つのに躊躇していたことのうちのいくつかについて、それなりの意見を持つことができたのが、私なりの成長と言えます。
人類の未来について明るい側面を見つけることは非常に難しいと思っていますが、先日DVDで観たリドリー・スコット監督の “The Martian” というSF映画が大変によく、人類における数少ない興味深い点は「科学」なのだな、と再認しました。明るいSF映画を観た経験はほとんどなかったので、大変感動しました。おすすめです。日本では2月に公開されるようです。

皆様よいお年をお迎えくださいませ。
[PR]



# by paloise | 2015-12-31 10:00 | 歳時記

京都に再び暮らし始めて

京都に戻り、夫とともに暮らすようになって1年以上が過ぎました。その間、まったくブログを書いていなかったので、インターネットの世界で親しくしてくださっていた方にはご心配をおかけしたのではないかな、と思います。気に掛かりつつも、日々の忙しさや生来の面倒くさがりのせいで、なんだかすっかりとブログから遠ざかっていたのでした。それなのに、久々に書いたものが“Ripper Street”についてだなんて失礼千万な話だなあ、と我ながら思ったので、今回は近況報告を少し。
f0241468_21572786.jpg

先日届いた紅玉。タルトや焼きりんごで楽しみました。

現在、京都市内のザ・観光地の一つのすぐそばに住んでいます。山が近く、私の実家からも夫婦ふたりの職場からもわりに近い場所で、郵便局もスーパーマーケットもおいしいパン屋もすぐそこ、台所広めの2LDK 、100点満点の80点くらいでしょうか。悪い点は大通りに近いため常に騒々しいこと、そして、天井が低いこと!フランスではとても古い建物に住んでいて、天井高は3メートル以上でしたから、現在の家の触れそうに低い(実際には触れませんが!)天井にはどうしても圧迫感を覚えます。でもおおむね満足しているし、来年の夏には引っ越そうと考えているので問題はありません。

夫が来日してふたりで暮らすようになってすぐ、生協に加入したのですが、購入している野菜ボックス(中身が毎回お任せの野菜セット)のことなど、食生活に関する話もたくさん積もっています。そんな食生活についても、ちょくちょく書きたいと思っています。
[PR]



# by paloise | 2015-10-28 22:00 | 小さな幸福

テレビシリーズ “Ripper Street”

12歳の冬に母が買い与えてくれた偕成社の完訳版シャーロック・ホームズ全集。その物語にどれほど強く深く惹きつけられたかわかりません。物語だけでなく、19世紀頃のイギリス社会の雰囲気や人々の暮らし、とりわけ社会を覆い尽くしていたその暗さにもずいぶんと惹きつけられたものです。簡単に言えば、恐ろしかった。そこに描かれている社会のあり方を怖いと思いました。いまでもイギリスという国では階級差、貧富の差が非常に強く、誤解を恐れずにいえば、その差を仕方なしとする、もっといえば、その差を是とする空気があるように思います。非常に興味深い点の多い国ですが、この面から見ると、他国に劣る国であると常々感じるのです。
f0241468_1663351.jpg

シャーロック・ホームズが活躍したのと同時代のホワイトチャペル、あの切り裂きジャックによる連続殺人事件から間もない頃が舞台のテレビシリーズ“Ripper Street”をみています。切り裂きジャックの事件を担当していたエドムンド・リード警部補(マシュー・マクファディン)と、リード警部補の部下ベネット・ドレイク巡査部長(ジェローム・フリン)、そしてアメリカ人医師ホーマー・ジャクソン大尉(アダム・ローゼンバーグ)が中心となって、ホワイトチャペルで発生する多種多様な事件を捜査する、というのが物語の軸。マッチ製造工場で労働する少女のストライキやエレファントマンと呼ばれたジョゼフ・メリック、秘密結社『黄金の夜明け団』等、物語中で描かれる内容には多くの歴史的事実が盛り込まれており、当時の雰囲気がよく伝わってきます。また、中心人物3人の友情やそれぞれの人生の苦しみあるいは幸福、繊細な感情の移ろいなども大変丁寧に描かれており、しばしば強い感動を覚えます。
 当時のイギリスがいかに暗かったか(イギリスが明るかったことは一度もないかもしれませんが!)が強烈に見えてくるこのシリーズに魅了されながら、このような社会に生きたマルクスの思想を顧みない、あるいは馬鹿にする人々の多くはきっと、イギリスの社会背景を一顧だにしたことのない人々なのだろうな、と思うのです。

ところで私は長年のあいだ、イギリス人はなぜ山高帽のような馬鹿げた帽子を作ったのだろうと思っていたのですが、似合う人が存在するのですね。リード警部補役のマシュー・マクファディンはその声もすごく素敵ですが、なにより山高帽がよく似合う!驚くほど素敵です016.gif

大変ご無沙汰しております。
いまでも遊びに来てくださっている方がいらしたなら、もしかしたらご心配をおかけしているかも?申し訳ありません008.gif私はとても元気にしています!
[PR]



# by paloise | 2015-10-12 16:19 | 私の映画館

ピレネー山脈の見えるフランスの街から三方を山に囲まれた古都に引っ越しました。
by haruka
プロフィールを見る
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

最新の記事

鉄製フライパン
at 2016-08-28 12:19
冬の果物事情
at 2016-02-04 22:33
大晦日
at 2015-12-31 10:00
京都に再び暮らし始めて
at 2015-10-28 22:00
テレビシリーズ “Rippe..
at 2015-10-12 16:19

検索

ブログパーツ

  • このブログに掲載されている写真・画像を無断で使用することを禁じます。